【DENIM デニム】-デニムってどんな生地?デニムの魅力-2025年6月18日

みなさんは「デニム」と聞くと次にどんな言葉が思い浮かびますか?
よく耳にする「デニムジャケット」「デニムパンツ」「デニム地」…などでしょうか?
このデニムジャケットもデニムパンツも….デニム類全てをひとまとめにして「デニム」と呼んでいますか??
デニム生地で仕立てられたもの “全般”に対して「デニム」という呼び方が、今は一般的になってきていますが…
この「デニム」は正式には”生地のみを指す言葉”です!
英語でも【DENIM デニム】=「デニム生地」となります。
本日は、幅広い年代から愛され続けている【DENIM デニム】についてご紹介します!
普段何気なく使っている言葉も、語源や意味などを調べていくと様々なことが分かりました。
・現在の1万円札の顔「渋沢栄一」が実はデニムとも関係が…?!
・紀元前2000年頃の古代エジプトでも「インディゴ染料」が使われていた?!
・デニム生地を作るのに必要な染料「藍」が日本古来からとても重宝されている?!
・サッカー日本代表のユニフォームが国旗の色では無く「濃青」になった理由は?!
など…【DENIM デニム】について興味がある方は、ぜひこの記事を読んでみてください♪
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<目次>
●ワンウォッシュ加工(洗い加工)
●ダメージ加工
●藍染めの技法
●合成インディゴ染め
●国産デニムの聖地は?
●ジャパンメイド/JAPAN MADE
みなさんは普段、デニム生地を使用したボトムスのことを何と呼んでいますか?
「デニム」「デニムパンツ」「ジーンズ」「ジーパン」・・・?
実は…!それぞれの呼び方の違いで、年代がバレるとも言われてるそうですよ!笑
ゲームセンターにある、景品を取るあの有名なゲーム機を
「UFOキャッチャー」と呼ぶか?「クレーンゲーム」と呼ぶか?
の違いで、世代間ギャップを感じるのと同じような感覚のようです。。笑
生活の一部として、衣類以外にも様々な場所に存在する【DENIM デニム】について詳しくご紹介していきます。
<デニムの定義>
そもそもデニムの定義って何??

デニムは「綿を主原料とする厚手の織物」のことです。
・インディゴ染料で染色をした経糸(たていと)
・染色をしていない未晒しの緯糸(よこいと)
この経糸と緯糸を「綾織り」にした綿織布を【デニム】と呼んでいます。
デニム製品を全てをひとまとめにして「デニム」と呼ぶのは、このデニムの定義から考えるとやはり違和感がありますよね。。
ですが、本来の定義とは違う呼び方が流行るのはいつの時代でもよくあることです!
特にファッション業界に関してはそういう事がとても多いですよね~。
インディゴ染色されたものをデニムとイメージしてしまいますが、インディゴ染め以外のものでもデニムと呼ぶこともあります。
<デニムの語源>
普段何気なく使っている「デニム」って言葉はどこからきたの?発祥は?
デニムは、元々フランス語の「serge de Nîmes セルジュ・ドゥ・ニーム」からきています。
昔から生地は「産地名」で呼ぶという習慣がありました。
この「serge de Nîmes セルジュ・ドゥ・ニーム」は【フランスのニーム産の綾織りの布地】を意味しています。
「ニームの」を意味する「ドゥ ニーム」というフランス語が
18世紀にイタリアを経由してアメリカ大陸に渡ります。
英語圏に伝わった段階で英語風になまり「DENIM デニム」となったといわれています。
※フランス語の弱母音のe(弱いゥ)のような発音が、英語では強母音のエと発音されるようになってしまいました。
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<ジーンズ(JEANS)の由来>
デニムと同じぐらいよく耳にする「ジーンズ」って??

デニムの語源で触れたように、フランスニーム地方で作られた生地「serge de Nîmes セルジュ・ドゥ・ニーム」が
イタリアのジェノヴァから各国に輸出された所からはじまります。
「ジェノヴァ」を指す中世ラテン語の「Genua」、当時のフランス語で「Gêne(ジェーヌ)」という言葉が
アメリカに渡り、変化していき最終的に英語で「jean(ジーン)」という言葉が生まれたそうです。
ジーン(jean)の複数形はジーンズ(jeans)になります。
英語では足に着用するものは”複数形”にすることが多いので【JEANS(ジーンズ)】となります。
ちなみに!
「ジーパン(Gパン)」呼びをする方も多いですが
このジーパンは和製英語なので、英語圏では通じないのでご注意を!
・「ジーンズパンツの略」という説
・「アメリカの軍人(G.I)が履いていたパンツ」という意味で「Gパン」とする説
があるそうですよ!
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<ジーンズ(JEANS)誕生の理由>

ジーンズ(デニムパンツ)は、世界中で愛されるファッションアイコンとして欠かせない定番アイテムですよね。
ですが、本来のジーンズは今のようにファッション性のあるものではなく【作業用のパンツ】として重宝されていました。
アメリカで誕生した、労働者の為のワークウェアでした。
どのようにしてジーンズが生まれたのか?誕生の理由についてご紹介します!
ジーンズの誕生は1870年代。
1848年以降の【ゴールドラッシュ】と呼ばれる時代は、アメリカと衣料の歴史に大きな革命をもたらしました。
砂金採掘や炭鉱員らの「作業着」として普及したのが、現在のデニム産業の先駆けとなった「リーバイス」のジーンズでした。
「リーバイス」の生みの親「リーヴァイ・ストラウス」は、ゴールドラッシュ時にサンフランシスコで服地店をOPENします。
その後、ネバダ州で洋服店を営む「ジェイコブ・デイヴィス」と共同で、鉱山労働者向けの耐久性のある”ワークパンツ”を開発し販売しました。
キャンパスや帆布の分厚い生地を使用したジーンズはとても丈夫で、
砂金採掘や炭鉱員たちの重労働をする作業員の膝でもすり減ることはなかったといわれています。
インディゴ染料(インド藍)で染められているため、害虫から生地を守るのにも役立ちました。
天然のインディゴ染料には、虫を寄せ付けない成分が含まれていて「抗菌効果や防虫効果」があり昔から重宝されています。
機能性に加え、ファッション性も兼ね備えたリーバイスのジーンズは、作業員たちの間でたちまち大人気となっていきました。
この年代の貴重なジーンズが発見され、オークションで●千万円以上で落札されたのも大きな話題になりました。
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<デニムの特徴>
“とにかく丈夫”なのがデニム生地の特徴です!
経糸と緯糸でしっかりと織り上げられており、「耐久性と強度」に大変優れています。
比較的、摩擦にも耐えることが出来るため、多少雑に扱っても丈夫なままです。
そして!デニムの最大のメリットといえば・・・?!
なんといっても!
お洗濯や経年変化による色落ちや馴染みなどを“風合い”として楽しめるところにあります。
はじめは硬いデニム服も使っていくうちにどんどん馴染み、柔らかく変化していきます。
肘や膝・股部分など…摩擦によって擦れる部分が、日々変化していくことによって【ヒゲやアタリ】と呼ばれる“味”になります。
デニム好きの方はこの“味”を長い間かけて楽しむのが醍醐味ですよね。
穿き慣らしたり、自分好みに洗い込みをしたり、わざと汚してみたり…
「自分のデニムに育てる」ことこそが最大のメリットとよく聞きます。
一般的な生地は経年劣化により価値は下がりますが
デニムは逆に経年劣化やダメージにより”価値が上がる”こともあります。
ここからはデニム生地についてさらに詳しくご紹介していきます。
<生地の厚み>

デニム生地の厚みは【OZ オンス】という単位で表します。
オンスとは「1平方ヤードの生地の重さ」を表したものです。
よく「オンス=生地の厚さ」として使ってしまっていますが実は間違いなんです!
1平方ヤード = 0.84m2
1オンス = 28.3495g
オンスの数字の大きさによってさらに呼び方も異なります。
・10オンス以下のもの➡「ライトオンス」
・10~14オンスのもの➡「ミドルオンス」「レギュラーオンス」
・15オンスを超えるもの➡「ヘビーオンス」
などと呼ばれています。
ジーンズ(ボトムス)には、一般的に14oz前後のデニムが使用されています。
衣類に限らず幅広い用途に利用可能なのもデニム生地の特徴です。
デニムは「数オンス~20前後オンス程度」まで存在しており、厚みも様々あります。
更に大きいオンスもありますが、実用化はされていないそうです。
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<デニム生地の種類>
デニム生地にも種類があるのは知っていますか?

よく聞くのが「ダンガリー」や「シャンブレー」生地が多いですよね。
デニム生地と同様の糸を使用します。
●ダンガリー
ダンガリーとは、経糸に未晒し糸、緯糸に染め糸を使って織られた綾織の生地です。
デニムと経緯が”逆”になった生地ということになりますね!
語源は、産地のインドのムンバイにある「ダングリ」という地名です。
ダンガリーは見た目がデニム生地とほとんど変わらず、見分けがつかないのが特徴です。
最近では通常のデニム生地より薄手のタイプの生地を指す場合もあります。
●シャンブレー
シャンブレーは、経糸か緯糸どちらかが染め糸でどちらかが未晒し糸を用います。
この糸を平織にした生地です。
シャンブレーは経糸と緯糸が一本ずつ交差します。
未晒しの白い糸が半分表面に見えて色がボヤけて見えるのが特徴です。
●ヒッコリー
一般的にヒッコリーと呼んでいますが、正式名称は「ヒッコリー・ストライプド・デニム」です。
ヒッコリーとは「紺色のデニム生地に、白糸で細い縦縞が入るように織られた生地」のことを指します。
もともとはワークウエアとして使われていたのがはじまりで、汚れが目立たないように「ストライプ柄」にしたと考えられています。
●抜染デニム
抜染(ばっせん)と読みます。
抜染デニムは、デニム生地の藍色を柄状(模様)に脱色する加工技術を用いて作られるデニムのことです。
地染めした糸や布に「抜染剤」を塗布し、生地の色を抜くことで柄を表現することができます。
●カラーデニム
経糸をインディゴ以外の染料で染色したデニム。
硫化染料を用いたものが多い。
●コーティングデニム
デニム生地にコーティングを施した生地。
顔料、アクリル樹脂など様々な種類がある。
●ストレッチデニム
緯糸に伸縮性のある、ポリウレタンなどの糸を用いたデニム。
他の糸に対し5~6%の混用によって大きな伸縮性が得られる。
●その他
紡績技術や染色技術の向上により、綿以外の素材を用いたデニム生地も多くなりました。
衣料ではあまり使用されない糸を用いる場合もあります。
・経糸・緯糸の両方に麻100%やレーヨン100%、シルク100%のもの。
・緯糸のみに麻(リネン/ラミー/ヘンプ)、ウール、シルク等の天然素材や
レーヨン、ポリエステル、ラメ糸、金糸、銀糸、プラチナ糸など…を用いたもの。
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<デニム加工>

デニムの魅力は経年変化を楽しめる以外にも
「デニム加工」を施して楽しめるというところが人気の高い理由の1つでもあります。
お洗濯や経年変化による色落ちやほつれなどを楽しめるのがデニムの最大のメリットですが
デニムを自分好みに育てたり、使い込んだ感が出るまでにはとても時間がかかりますよね。
ですが、この経年変化を「デニム加工」によって表現できるのが、デニム好きの人たち以外にも人気があります。
生地の段階や販売前に“使い込んだ感”を出した加工をすることで、長年使った風合いを出すことが出来ます。
●デニム加工の種類は?
デニム加工には大きく分けると2種類あります。
●ワンウォッシュ加工(洗い加工)
➡ウォッシュ(洗い)加工の最大のメリットは【色落ち防止】【縮み防止】【使用感】の3つです。
・ワンウォッシュ・・・濃い色を残しつつ、程よくダメージ感を出してくれる一番軽い洗い加工のこと。
・ストーンウォッシュ・・・石と一緒に水洗いをし、生地に自然なダメージを与える加工のこと。石が当たったところが使い古したような独特な風合いが出ます。
・バイオウォッシュ・・・酵素などの”微生物”に天然繊維の表面を食べさせる加工のこと。自然で生地へのダメージが少ない。
・フェード・・・特殊な塩素系薬品(次亜塩素酸ソーダ)でインディゴ成分を剥ぎ落としながら色を薄くする加工のこと。色を薄くしたい場合は、時間と薬品の量を増やします。
・ブリーチ・・・漂白剤を使いフェード加工よりも更に薄く色を落とす加工のこと。
タイダイやグラデーションなどを作ることが出来ます。完成までは時間が長くかかります。
・ケミカル・・・漂白剤を染み込ませた石を混ぜて洗った加工のこと。石が当たったところが色が抜けて独特な雰囲気が出ます。
●ダメージ加工

・ヒゲ・・・ジーンズの足の付根当たりに出来るシワ状の色落ちのことを「ヒゲ」と呼びます。
製品の裏から型を当ててヤスリで削る加工方法で、穿きならした様な自然なシワを表現出来ます。
・ダメージ・・・「ほつれ」のことを指します。金属を削る際に使用する”電動ヤスリ”などを使って生地の表面を削る加工方法です。
膝部分以外にもベルトやポケット、裾などにダメージを施して「使用済み感」や「経年劣化感」などの絶妙な加工感が出せます。
・レーザー・・・レーザーカッターを使い、レーザー光線で生地を削る加工方法です。濃淡も自由自在に出来るので無限大の表現が可能です。
特定の場所だけ色を抜いて色落ち感を出したり、イラストを描いたりも出来ます。
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<デニム生地を扱う時の注意点>
●色落ち
色落ちを楽しむのが最大のメリット!ですが、逆に言えば「色落ちがしやすい」ので注意が必要です。
着用前の水通しやお洗濯の際には、必ず単体で行うことが推奨されます。
●色移り
色落ちと同様に、色移りにも気をつける必要があります。
水通しやお洗濯の際には、他のものと一緒にすると色移りしてしまいます。
さらに、それ以外でも着用時などにも摩擦によって色移りも生じてしまいます。
白いシャツやバッグにインディゴ染料が色移りしてしまうといったトラブルもなるべくなら回避したいですよね。
雨の日は特に湿度が高いので注意しましょう。
●保管方法
インディゴ染料は通常の染料と比較して紫外線の影響を受けやすいため、保管時には紫外線に十分に気をつけましょう。
長時間保管する際には、紫外線や部屋の蛍光灯の光にも注意が必要です。
久しぶりに手に取ると紫外線や光に長時間あたっていた部分だけが白く変色している場合があります。
紫外線や光が当たらない場所で保管をするなどの対策が望ましいですね。
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<デニムの染料>
デニムは藍染めで染色されています。
インド藍(インディゴ)や蓼藍(タデアイ)など…
【藍色の色素】を含む植物の葉を発酵させて作った染料のことを「藍染め/インディゴ染め」といいます。

「藍」は人類最古の染料ともいわれているのをご存じですか?
「藍」は紀元前より世界各地で「青色染料」として利用され続けてきました。
紀元前2000年頃の古代エジプトではミイラに「藍の麻布」が使われていた記録が残っています。
1300年頃ツタンカーメンのミイラにも藍染の布が使われていたそうですよ。
シルクロード交易が盛んになっていき、「藍染め」の布製品もインド・中国・東南アジアへと広がっていきました。
日本に藍染めが伝来したのは奈良時代頃といわれています。
【藍の葉】は日本でも昔から薬用植物(解熱・解毒・抗炎症薬など)としてとても貴重な民間薬でした!
日本で使う「藍」はタデ科の植物です。
デニムを染めるインディゴ染めの多くは、インディゴ成分を含む「インド藍」を使用したものが有名です。
■日本
最も広く使われる藍が「蓼藍(タデアイ)」=タデ科
沖縄/琉球・・・「琉球藍(リュウキュウアイ)」=キツネノマゴ
北海道・・・「蝦夷大青(エゾアオ)」=アブラナ科
■インド
「インド藍」=マメ科の植物
■ヨーロッパ
「ウォード(大青)」=アブラナ科の植物
「藍染め」は植物に含まれるインディゴ成分を使って染める製法です。
タデ科以外にも、国によってインディゴ成分を含む様々な植物が利用されています。
同じインディゴ成分を含む藍染めでも、使っている植物が異なると藍染めの色合いにも違いがあります。
それぞれに良さがあり、色合いや風合いの違いを楽しめる事が藍染・インディゴ染めの良いところですね♬
<藍染め>
藍染めは日本で1番有名な染め物と言ってもいいほど、とても有名です。

藍染めはどんな布地でもよく染まり、綿・絹・麻のそれぞれに特徴ある「青」を表現出来るのが最大の魅力です!
染める回数により青の表現方法は無数にあるのが特徴です。
今となってはとても高級なイメージのある藍染めですが
武士の時代には「縁起の良い色」として大変好まれていました。
江戸時代頃には、木綿が庶民の衣類として定着していたので、その中で藍染めも幅広く普及していきました。
明治時代以降、化学染料が輸入されるまでの間、染色は「藍」が頼りでした。
明治時代には、海外から「ジャパン・ブルー」と称され日本を象徴する色となりました。
ここでは藍染めの染色方法について少しご紹介します。
●藍染めの技法

古来から日本で利用されてきた伝統的な藍染めの技法は、日本に今も残る重要文化在としてとても大切な技術です。
藍染めは「天然の藍」で染めます。
藍を美しく染めるには大変な時間と手間がかかります。
藍の色素は不溶性のため、他の染料植物と同じように煮ても色素は取り出せません。
藍玉を 甕(かめ)に入れて加熱し、十分な温度管理が必要です。
染めた糸に水洗いと空気に触れる工程を繰り返していくと美しい藍色が現れます。
より藍を濃く染め上げるには、染めては乾かすという工程を30~50回程度は繰り返さないといけません。
うまく染まると、元の藍玉の色を上回る鮮やかで【深く濃い藍色】が出ます。
藍染めは天然物のため安定した染めが難しく、染色過程の手間もかかり職人技が必要です。
糸の中まで染めの色が浸透し、時間を経ることにより深みのある色がだんだんと定着していきます。
染める回数が同じでも、色の濃さやムラ感は一つとして同じものがないのが“オリーワン”な藍染めの魅力です。
藍色の美しさ、耐久性、そして天然の成分なので肌へ負担もなくとても優しい肌触りです。
近年、四国大学の研究により藍の葉に血糖値を下げるなどの機能が確認されました!
生物にとって薬となる効果があることが科学的に実証された形です。
2020年7月には厚生労働省から「藍の葉と茎」を“食用”として利用することが認可され、現代でも“食藍”の効果が期待されてるそうです。
●合成インディゴ染め
現在のデニム生地は、合成インディゴを使用する場合はほとんどです。
天然のインディゴ染めでは表現しにくかった、風合い(経年劣化など)をすぐの出せるのが合成インディゴ染めの特徴です。
ストレッチ性を高めるために、ポリウレタンなどを混紡する場合もあります。
<日本の藍の産地はどこ?>

江戸時代、染料になる「藍」は重要な作物で、もともとは日本各地で栽培されてきました。
日本に今も残る重要文化在としての古くからの染色技法を用いた藍染めは
「阿波の藍(徳島県)」と「武州の藍(埼玉県)」が代表的です。
特に阿波産が質と量ともに優れていたため「阿波藍」と呼ばれるようになりました。
「阿波藍」といわれる藍は、徳島県北部を流れる雄大な吉野川流域が盛んです。
藍染料の日本一の産地としてとても有名な地域です。
阿波藍はとても高級な藍染めですが、手間暇をかけて作られていて「一つとして同じものがない」のが人気の理由です。
徳島県内や近隣の道の駅などでも気軽に「阿波藍」を手に取って触れる機会もあります。
<1万円札の顔「渋沢栄一」が実は藍と深い関係?>

現在の1万円札の顔は、2024年7月から新紙幣にデザインが変更され「渋沢栄一」が描かれるようになりましたよね。
日本資本主義の父といわれて、日本近代文化の礎を築いた人物「渋沢栄一」を主人公にした大河ドラマがあるのはご存じですか?
俳優の吉沢亮さんが演じた2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」を観ていた方はご存じでしょうか?
実は!この「渋沢栄一」が【藍】に深い関りがあったのです!
渋沢栄一は埼玉県深谷市で生まれます。
「武州の藍」として有名な深谷市北部の利根川沿いの地域もまた、吉野川流域と同様に藍の生育に適した土地でした。
渋沢栄一の生家は、藍染めの元となる【藍の栽培、染料となる藍玉の製造や販売】を家業としていてとても裕福な農家でした。
藍染めを単なる家業ではなく、地域産業として発展させようと尽力しました。
青天を衝けでも栄一が「阿波藍に武州も負けないように…!」と
既に盛んだった阿波を見習い、それを目標に武州産を有名にし価値をあげていこうと励んでいる姿が描かれていましたよね。
渋沢栄一が生涯で関わった企業は約500、社会事業は約600に及びます!
日本の近代経済発展に大きく貢献したことはとても有名ですよね。
ここまでの偉業をなした人が「1万円札の顔」として選ばれたのは納得です◎
機会があれば「渋沢栄一」についてぜひ調べてみてください!
私たちの生活に身近にある物が、実は渋沢栄一との関りが多いことに驚かされ、とても学びになりました!
<SAMURAI BLUE=ジャパン・ブルーの藍>

明治時代には、海外から「ジャパン・ブルー」と称され日本を象徴する色となりました。
来日したイギリス人科学者が町にあふれる藍染めを見て
藍色を「ジャパンブルー」と本に記したということに由来しているそうです。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックのロゴにも【藍】が使用され
「ジャパンブルー」と日本を代表する染料として、国内外の認知度もさらに上がりました!
野球日本代表 「サムライジャパン」
サッカー日本代表 「SAMURAI BLUE」「なでしこジャパン」
のユニフォームなどに使用されている「青」は【SAMURAI BLUE=ジャパン・ブルー】と呼ばれ浸透しています。
どうしてこの青が日本代表のカラーに選ばれたのでしょうか?
国旗の色にはない【深い青色】が
日本代表のユニホームに採用されたのには、やはり【藍】が関わっています!
藍染めの生地の中で最も濃い青色の呼称を「勝色(かちいろ)」といいます。
戦国時代、武将たちが戦いに挑む際身にまとった、鎧下と呼ばれる着物に藍染めの「勝色(かちいろ)」がよく使われていました。
防虫・殺菌効果があるので武士たちには重宝されていました。
勝色(かちいろ)の”深く濃い藍”を出すためには、
藍染めの布を叩きながら染めるため、「叩く=褐(かつ)=勝つ」にかけて勝利への”験担ぎ”をしていたという説がとても有名です。
<国産デニム>
「国産デニム」「日本製デニム生地」は、世界的にもとても高い評価を受けています。
ものづくりに強い日本の製品は【メイドインジャパン/MADE IN JAPAN】と呼ばれています。
高品質やセンスのいいデザインで、世界中で人気があります。
国産であることで安心安全な製品という認識もありますよね。
国産デニムは、手先が器用な日本の職人さんたちによって細部までこだわって作られています。
高品質で色染めや縫製が丁寧なのが特徴です。
「高品質デニム」を求めるデニム好きの海外のユーザーに注目され多くの国で人気を集めています。
また、岡山県井原市で作られる高品質のデニム生地が欧米の高級ジーンズにも採用されています。
●国産デニムの聖地は?
国産デニム・ジーンズの一大産地は【三備(さんび)地区】です。
昔の日本では、「備前・備中・備後」と呼ばれていたため「三備産地」と呼ばれています。
■備前(びぜん):岡山県/南東部(児島など)
■備中(びっちゅう):岡山県/西部(井原、倉敷など)
■備後(びんご):広島県/東部(福山など)
なかでも、岡山県倉敷市の児島地区は、ジーンズの聖地として有名です。
1960年に国内初のジーンズが誕生したことから「国産ジーンズ発祥の地」として、知名度の高い観光スポットとなっている。
岡山県井原市や倉敷市、広島県福山市といった、「備中備後地域」はもともと厚地織物の産地でした。
昭和27年以降、学生服の生地が急速に綿から合成繊維に切り替わっていったことで、需要が減っていきました。
そこで、非合成繊維の生地工場や縫製工場が「自分たちの強み」を活かしてジーンズの製造に転換していきました。
それが「国産デニムの誕生」です。
●ジャパンメイド/JAPAN MADE
【ジャパンメイド】という言葉を近年、TVや雑誌などのメディアでもよく耳にするようになりました。
「メイド イン ジャパン」とは少し違う。【ジャパンメイド】とは…??
日本のモノづくりを支援する活動のことを【ジャパンメイド】と呼びます。
日本の伝統工芸や文化を継承し、次世代に繋げていくための活動やイベントを指したりもします。
日本製デニムも【ジャパンメイドプロジェクト】で日本や世界にも広げていこうと活動されています。
職人と若手クリエイターがコラボレーションする「ジャパンメイド展」は、
工芸と現代アートを融合させたイベントでTV番組でも特集が組まれるほどにとても人気があります。
「JAPAN MADE PROJECT/ジャパンメイドプロジェクト」で一度検索してみてください。
日本製デニム以外にも、まだまだ知らない日本の魅力をたっぷりと知ることができますよ!
<まとめ>
・デニムの定義とは「綿を主原料とする厚手の織物」のこと。
インディゴ染料で染色をした経糸(たていと)×染色をしていない未晒しの緯糸(よこいと)を「綾織り」にした綿織布。
・デニムの語源は、元々フランス語の「serge de Nîmes セルジュ・ドゥ・ニーム」の【フランスのニーム産の綾織りの布地】を意味している。
・ジーンズ(JEANS)の由来は、ジェノヴァを指すラテン語の「Genua」、当時のフランス語で「Gêne(ジェーヌ)」が最終的に英語圏で「jean(ジーン)」となった。
・ジーンズ(JEANS)は、1848年以降の【ゴールドラッシュ】時代に砂金採掘や炭鉱員らの「作業着」として普及したのがはじまり。
「作業着」として普及したのが、現在のデニム産業の先駆けとなった有名な「リーバイス」のジーンズ。
・デニムは藍染めで染色されている。
インド藍(インディゴ)や蓼藍(タデアイ)など…【藍色の色素】を含む植物の葉を発酵させて作った染料で染められ、「藍染め/インディゴ染め」といいます。
・「藍」は人類最古の天然の染料。
・藍の染料の元となる「藍の葉」は、薬用植物(解熱・解毒・抗炎症薬など)として日本古来からとても重宝されている。
・野球やサッカー日本代表のユニフォームカラーが
国旗のカラーではなく、深い青色の【藍】が選ばれたのは
戦国武将が戦いに挑む際身にまとった、鎧下には【藍染めの生地の中で最も濃い青色の呼称の勝色(かちいろ)】が良く使われていたため、
【勝色(かちいろ)】の”深く濃い藍”を出すためには
藍染めの布を叩きながら染めるため、「叩く=褐(かつ)=勝つ」にかけて勝利への”験担ぎ”をしていたという説がとても有名。
・1万円札の顔「渋沢栄一」はデニムの染料「藍」と深い関りがある。
渋沢栄一の生家が、藍染めの元となる【藍の栽培、染料となる藍玉の製造や販売】を家業としていた。
藍染めを単なる家業ではなく、地域産業として発展させようと尽力した。
・デニム生地の種類は、ダンガリーやシャンブレーなどがある。
・紡績技術や染色技術の向上により、綿以外の素材を用いたデニム生地も多い。
・デニム生地の厚みは【OZ オンス】という単位で表す。「1平方ヤードの生地の重さ」
・デニム生地を扱う時には、色落ち・色移りがしやすいため、お洗濯や雨天時には注意
・紫外線や部屋の蛍光灯の光にも長時間当たると変色するため、保管には注意が必要
・国産デニムの聖地は、三備(さんび)地区と呼ばれる「備前・備中・備後」地方(岡山/広島)
・岡山県倉敷市の児島地区は「ジーンズの聖地」として有名。
国内初のジーンズが誕生した場所で「国産ジーンズ発祥の地」として、知名度の高い観光スポットとなっている。
・「JAPAN MADE PROJECT/ジャパンメイドプロジェクト」では日本製デニム以外にも日本の伝統工芸や文化を継承し、次世代に繋げていくための活動やイベントが行われている。
今回は【デニム/DENIM】についてご紹介しました。
生活の一部として、衣類以外にも様々な場所に存在する【デニム/DENIM】ですが
詳しく知るとさらに【デニム/DENIM】のある生活がとても豊に感じますよね♪
技術がどんどん進化していっているので、今までにない【デニム/DENIM】の誕生?!もありえるかもですね♬
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